昨日の夜中に関西テレビ、、、いや、フジテレビでやっていた。
「虚像の神様・麻原法廷漫画・判決編」見た方いますか?

抗議の電話かかっているんじゃないのと思った。
絶対に賛否両論される番組だった。
(そういうことを考えた結果、放送したテレビ局の意図は意味のあるものになったと感じる。)

決してふざけて要るわけではないと私は感じたのだが、ふざけていると感じる人は多そうな予感がしたから。
でも、私は今までの膨大なオウム情報の中で一番「わかりやすく」・「知りたいこと」が得れたと思う。
それはあの人がどのように教団という小さな世界の中だけで、どう振舞っていたのかが、
知れたからだ。

法廷でのやり取り・信者からの情報をもとに建物内でのあの人の言動を漫画にしていて、
裁判官や検事・弁護士わかりやすい言葉で、
なおかつ視聴者を引き込む表現で、
とても興味を持たせる内容だった。
それだけなら、私も「軽い・興味」という印象しか持たなかったかも知れないが、
当時の写真を使い、被害にあわれた方々の親族の訴えを切実に伝えようとしていた場面もあった。
私には確かに伝わったし、それがあったから、漫画にしている部分も真剣に見れた。

考えて見れば、大きな事件ではあるが、過去の事件の一事件に過ぎなくなってきていた。
グリコ事件とか、三億円事件とかのように、
私は対岸の火事的な感覚でしか情報を収集していなかった。
ニュースも結局、知りたいところはテレビカメラは入れないし。
だからこの番組は記憶に残る=この事件も記憶に残る。

良いか悪いかは別にして。

すごく記憶に残る番組であった。

事件はマスコミニケーションによって、情報量、重み、のメモリを変えて流れる。
本屋で万引きをした少年が逃げる途中に事故にあった情報が流れた時、
少年を気の毒に可哀想だと思った人間はどれだけいるか。
きっと沢山の人が気の毒だと(大きい小さい関わらず)心を傷めたであろう。
しかし、もしマスコミに流されない、タダ単に事故にあった少年がいたとする、
その少年を気の毒に思う人の量は限られてくる。
なんか違和感を感じません?
でもそれがマスコミだし、どうにもならないこと。
言いたいのはマスコミニケーションがいかに、海馬の中で影響をあたえてるかってこと。

それと、あのジャーナリストとプロデューサーは凄いなと思ったって事。

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